05:45 12-01-2026

サイバートラック6座化の現実—DIYで見えた魅力と安全性・法規のハードル

かつてテスラはサイバートラックに6座仕様を検討したものの、計画は見送られた。その後、あるオーナーが、もし実現していたらどんな姿になっていたかを示すべく、実車でアイデアを形にしてみせた。

6座サイバートラックはこうして生まれた

オーナーは運転席と助手席のあいだに補助席を追加し、1列目を現代版のベンチシートに変えた。ぱっと見の仕上がりは驚くほどまとまりがあり、量産車と言われても一瞬は信じてしまいそう。ただ、細部に目を凝らすとDIYならではの妥協が顔を出す。

改造の代償—快適性と安全性

中央席のスペースを確保するため、センターコンソールは撤去。収納やカップホルダーも失われ、デモでは運転手の飲み物を同乗者が持つ場面がさっそく生じた。さらに気がかりなのは、中央の乗員に前方エアバッグが用意されていない点だ。

テスラが見送った理由

こうした安全性と適合性の問題こそ、テスラが6座レイアウトを採用しなかった背景だろう。米国の乗員保護規制は厳格で、この構成はブランドに法的リスクを招きかねない。DIYとしては巧妙で示唆に富む試みだが、欠けている装備の数々が、求められる条件をすべて満たす前席中央シートの設計がいかに難しいかを物語っている。実用本位のトラックに6座は魅力的に映るものの、量産のハードルは想像以上に高い。