02:18 15-01-2026
フォードがNASARと「Answer the Call」を始動、特装ブロンコ5台で捜索救助を支援
フォードは全米捜索救助協会(NASAR)と組み、「Answer the Call」プログラムを始動し、特別に準備されたブロンコのSUVを5台、捜索・救助部隊に引き渡す。目的は、アクセスが難しい僻地で活動するチームを支えることにある。
すでに2台は行き先が決まっており、カリフォルニア州のカーン郡消防・救助隊と、ワイオミング州のティトン郡捜索救助隊に渡る。残る3台は全米規模の応募プロセスを通じて選定される。
フォードは、提供車がベースグレードではないことを明言している。救助隊が受け取るのは、サスクォッチ・パッケージを備えたブロンコ・バッドランズだ。そこから現場向けの装備が施され、常時連絡を可能にする衛星通信、リカバリーウインチ、外部照明の拡充が加わる。さらに、リアルタイムの空中偵察を可能にするドローン運用の統合ツールも組み込まれる予定だ。悪路に挑む現場を思えば、バッドランズにサスクォッチという選択は実に実務的。通信・照明・回収装備に空撮のワンパッケージという構成からは、初動を素早くし状況把握を確実にする狙いがうかがえる。
この取り組みはフォードのジム・ファーリーCEOの発案。ユタ州を訪れた際、グランド郡の捜索救助隊が自前のブロンコで険しい地形に挑む様子を目にし、その実地の経験が方向性を固めるきっかけになったという。
応募はNASAR.orgで受け付けており、締め切りは4月30日まで。SUVはショールームの飾りではなく、適切な仕様が与えられれば現場で酷使に耐える道具になる――そんな事実を改めて示す試みだ。