21:18 18-01-2026
BMWの電動化戦略が欧州で成果、2025年販売実績を分析
BMWグループは2025年の欧州における販売実績を発表した。その数字が示すのは、同社の電動化戦略が着実に成果を上げているという事実だ。純電気自動車(BEV)の販売台数は全体の約25%を占めた。さらにプラグインハイブリッド車(PHEV)を含めると、電動車両の割合は40%を超える。これは同社の柔軟な戦略が成功している証と言える。
過去12カ月間、BMWとMINIの欧州での合計販売台数は7.3%増の1,016,360台に達した。特にドイツ市場では8.7%の増加を記録し、好調な伸びを示している。この勢いがあれば、2025年までにEUのCO₂排出量目標を達成できる見込みは十分だ。
重要な節目となるのは、2026年に登場する「ノイエ・クラッセ」プラットフォームだ。最初に市場に投入されるのは新型BMW iX3で、納車は3月に開始される予定だ。その後、同年中には次世代3シリーズとX5も登場する。これらのモデルはいずれも、純電気モデルであるi3とiX5に加え、プラグインハイブリッドバリエーションもラインナップに加わる。また、改良型7シリーズは、電気セダンi7に加え、750eとM760eのハイブリッドモデルを引き続き提供する。
iX4は2026年にデビューする見込みで、これらの新型モデルが本格的に市場に浸透するのは、発売後初めてのフルイヤーとなる2027年になると見られている。より手頃な価格帯では、今後のi1やi2、そして次世代iX1が重要な役割を担うことになる。ただし、BMWが内燃機関を完全に放棄するわけではない点には留意が必要だ。
同社は依然として、ガソリンおよびディーゼル技術の開発を推進している。欧州連合(EU)も既に姿勢を軟化させ、2035年以降も排出量が大幅に削減されれば、新たな内燃機関車両の販売を認める方針を示している。BMWが選んだのは「全てか無か」という極端なアプローチではなく、電動化への漸進的な移行という現実的な道だ。このバランスの取れた戦略が、現在、欧州全域で同ブランドの着実な成長を支えている。