キアは2027年に欧州で発売予定の新型コンパクト電気自動車の開発を公式に確認しました。このモデルは、同社の電気自動車シェア拡大戦略の一環であり、2026年から2027年にかけてキアのラインナップで最も手頃な価格帯の車両となる可能性があります。Bセグメントのシティハッチバックと位置付けられており、サイズはEV2クロスオーバーと同等ながら、ボディは低く、クラシックなレイアウトを採用するとされています。

主な競合車種はルノー5、プジョーe-208、オペル・コルサ・エレクトリックを想定。新型モデルはEV1と名付けられ、コンパクトなキア・ピカントの電気版として位置づけられる見込みです。キアは価格だけでなく技術面にも注力しており、この車両はセグメント初の「ソフトウェア定義車」となる可能性があります。コア機能は統一されたデジタル・アーキテクチャによって管理される予定です。

電気自動車はE-GMPプラットフォームをベースに、400Vアーキテクチャで構築されると見られています。バッテリー容量は42.2kWhと61kWhの2種類が想定され、バージョンによって航続距離は約320kmから480kmになると予測されます。最大の強みは価格で、約23,000ユーロ以下に設定される見通しです。この動きにより、キアは大衆市場に参入し、欧州の手頃な価格帯の電気自動車セグメントでの競争を激化させるとみられます。

キアが23,000ユーロを下回る価格を実現できれば、市場の転換点となる可能性があります。ガソリンハッチバック並みの価格で購入できる大衆向け電気自動車は、現在の欧州市場に不足している要素だからです。