BMW 3シリーズ(G20)IIHS衝突試験:後部座席保護が不十分で「Acceptable」評価

BMW 3シリーズ(G20)IIHS衝突試験:後部座席保護が不十分で「Acceptable」評価
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David Carter
David Carter, Editor

現行型BMW 3シリーズ(G20)がIIHS前面衝突試験で後部座席シートベルト問題により最高評価を逃し「Acceptable」に。ヘッドライトの眩しさ、前方衝突予防の二輪車検知不足、シートベルトリマインダーの問題も指摘されました。次期型は2026年以降登場予定です。

現行型BMW 3シリーズ(G20)は、その古さが目立つようになってきた。IIHS(米国道路安全保険協会)の前面オフセット衝突試験で、2026年モデルのセダンは最高評価の「Good」を逃し、「Acceptable」にとどまった。

問題は運転席ではなく後部座席の乗員にある。衝突時にラップベルトがダミーの骨盤から腹部へとずれ上がり、実際の事故では腹部損傷リスクを高める。試験は時速64km(40mph)で固定バリアに衝突し、車両前面の40%が運転席側で重なる条件で実施される。

運転席には平均的な成人男性ダミー、後部座席には小型の成人女性または約49kgの12歳児を想定したダミーが搭載される。かつて旧基準を難なくクリアしていたモデルにとって、こうした乗員保護は徐々に弱点となりつつある。

BMW 3シリーズ衝突試験:安全性に問題
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その他のシステムにも課題がある。米国仕様のBMW 3シリーズのヘッドライトは、ロービームの眩しさや直線道路でのハイビーム左側視認性不足が批判された。前方衝突予防システムは「Marginal」評価で、特に二輪車への対応が不十分。シートベルトリマインダーも音量不足と作動遅れで「Marginal」とされた。

BMWにとっての明るい材料は、次世代モデルが間近に迫っていることだ。G20は遅くとも2026年11月までにG50へと移行する見通し。米国では新3シリーズが330、330 xDrive、M350 xDriveの3グレードでまず投入される。M350 xDriveはM340i xDriveの後継で、ターボチャージャー付き直列6気筒エンジンを継承する。

330eハイブリッドは2027年に追加され、新型M3は2028年後半に登場する予定。現行型3シリーズにとって、今回の試験結果は決定的な失敗ではないが、厄介な警告と言える。現代の安全性は、剛性の高いボディやフロントシートの保護だけではなく、後部座席の乗員をシートベルトが適切に拘束するかどうかにも左右される。