ステランティスは、ランチアとDSオートモービルの両ブランドの体制を見直している。FaSTLAne 2030戦略のもと、ランチアはフィアット傘下の専門ブランドとなり、DSオートモービルはシトロエンが統括する。
同社は、マセラティを含む全14ブランドを引き続き保持すると発表した。一部ブランドの売却や廃止のうわさもあったが、ステランティスは各ブランドが2030年までの目標達成に明確な役割を果たすとしている。
新計画では、2020年代の終わりまでに110の新モデルまたは改良モデルを投入する。ランチアとDSの将来モデルの詳細は明かされていないが、両ブランドともフィアットやシトロエンの単なる上級グレードではなく、独自のアイデンティティを維持する見込みだ。
ランチアの販売は苦戦が続く。ACEAのデータによると、ランチアとクライスラーの登録台数は2025年に64%減の1万1754台。2026年第1四半期には15.5%増の4072台に持ち直した。一方、DSオートモービルは2025年に22.5%減の2万9042台、2026年第1四半期にはさらに17.1%減少した。
2026年以降の新モデルについては、ランチアとDSはそれぞれステランティスグループ内でニッチなポジションを担うとみられる。