TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)のセバスチャン・オジェが2025年の世界ラリー選手権で優勝したことを記念し、限定モデル「GR Yaris Sébastien Ogier 9x World Champion Edition」が登場した。

TOYOTA GR Yaris セバスチャン・オジェ 9x ワールドチャンピオンエディション
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日本市場では、抽選販売方式で100台のみが提供される。2026年春に公式TGRスマートフォンアプリ「GR app」で応募受付が開始予定だ。欧州市場でも同様に100台の限定販売が行われる。

この特別仕様車は、2025年型GR Yaris「エアロパフォーマンスパッケージ」をベースに、オジェの好みや個性に合わせた専用装備を備えている。

オジェとの共同開発により、四輪駆動モードには「SEB.」が新たに導入された。これは標準の「TRACK」モードに代わるもので、前後トルク配分を40:60とすることで、後輪駆動のような操縦性を実現しつつ、前輪の応答性も維持する。この設定により、ドライバーと車両の一体感を高め、高速安定性を向上させ、ラップタイムの短縮を目指している。

さらに、ベース車の「GRAVEL」設定に代わる「MORIZO」モードも新設された。MORIZOモードは、加速時には前後輪のトラクションを最大化し、ブレーキ時のみ必要に応じて低減する仕組みだ。これにより、強力なグリップとコーナリング性能を発揮することが期待される。

内装と外装は、高品質な職人技とラリー対応の機能性を融合させたデザインとなっている。

TOYOTA GR Yaris セバスチャン・オジェ 9x ワールドチャンピオンエディション
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ボディカラーは、TGRの2025年モータースポーツ活動を象徴する、このモデル専用に開発された「ブラックグラバイト」を採用。マットブラックのホイール、オジェのシグネチャーカラーであるブルーに塗装されたブレーキキャリパー、フランス国旗をイメージしたトリコロールデザインのグリルが特徴だ。

ステアリングホイールは、モータースポーツ条件での操作性向上のため、ベースモデルよりわずかに小径化されている。GR Yaris Rally2車の経験を活かし、スイッチ類は改良され独立配置された。ステッチにはブルー、グレー、レッドのアクセントが加えられ、トリコロールの趣きを添えている。

縦型ハンドブレーキには、専用のグレーステッチを施したレザー巻きハンドルが新たに採用された。室内には、オジェの2025年WRC優勝を記念するシリアルナンバー入りの特別プレートが設置されている。