ロールス・ロイスは、ドバイのプライベートオフィスを通じて依頼を受けた特別仕様車「ファントム・アラベスク」を発表しました。このモデルの最大の特徴は、同社初のレーザー彫刻を施したボンネットです。この技術は、グッドウッドにあるエクステリア表面センターで5年間をかけて開発されました。

ロールス・ロイス ファントム アラベスク
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デザインは、中東の伝統的なマシュラビヤの格子模様から着想を得ています。ボンネットはベースとしてダイヤモンドブラックで塗装され、複数層のラッカーと銀色のトップコートが施されています。硬化後、表面は145~190ミクロンの深さまで彫刻され、下地の暗い色が現れる仕組みです。これにより、立体的な視覚効果が生まれ、手作業による最終仕上げが加えられます。

外観のアクセントには、ダーククロームで縁取られた発光パンテオングリル、イルミネーション付きのスピリット・オブ・エクスタシーマスコット、22インチの磨き上げホイールが採用されています。室内では、ブラックウッドとブラックボリバーのインレイが同じ模様を繰り返し、セルビーグレーとブラックのレザートリムが組み合わされています。スターロングヘッドライニングとカスタムトレッドプレートが、装飾をさらに引き立てています。

ファントム・アラベスクは、超豪華車のショールームデビューが標準モデルを超え、パーソナライゼーションと新技術の可能性を示す好例と言えるでしょう。