フォルクスワーゲンは、自社の電気自動車がテスラのスーパーチャージャー急速充電ネットワークを利用できるようになると発表した。2025年11月18日から、ID.4とID.Buzzのオーナーは、CCSポートをNACS規格に変換する専用アダプターを介して接続できる。

アダプターはオンラインと販売店で提供される。2025年モデル向けの価格は$200で、$100の返金が用意されている。さらに、2026年モデルイヤー以降のフォルクスワーゲンEVには、このアダプターが標準装備として付属する。

米国には2万5000カ所以上のスーパーチャージャー急速充電ポイントがあり、Electrify Americaに加えて選べる拠点が着実に増えることになる。充電網が広がれば、日々の移動計画にかかる制約は薄れ、行程づくりのハードルも下がっていく。

ステーションの検索と支払いはテスラのアプリで行える。なお、このアダプターが対応するのはDCの急速充電のみで、ACのレベル1およびレベル2は対象外だ。公共のインフラを頼り、長距離移動ではテスラの充電価格を注視しているドライバーにとって、このアクセス拡大は実用性を押し上げる一手となりそうだ。