アバルト 600e コンペティツィオーネ 2026年型登場:280hpと5.9秒、価格は3,000ユーロダウン
最も猛々しい電動ホットハッチ、アバルト600eコンペティツィオーネが2026年型に。280hp/0-100km/h 5.9秒、メカLSDや強化ブレーキを装備。価格は45,990ユーロへ、ツーリズモも値下げ。航続321km・急速100kW対応。50.8kWhバッテリー、最高速200km/h、20-80%充電28分。
アバルトは最も猛々しい電動ハッチバックをさらに磨き上げ、2026年モデルのアップデートで新たに600e コンペティツィオーネを投入した。限定のスコーピオニッシマの後継として登場し、280hpや0-100km/h 5.9秒といった肝はそのままに、価格は目に見えて手頃になっている。
新しいコンペティツィオーネは、さらに攻めた性格へと味つけされている。メカニカルLSD、モノブロックキャリパーの強化スポーツブレーキ、Sabelt製バケットシートを装備。雰囲気を際立たせるために、ツートーンの鮮やかなボディカラーやアバルトならではのグラフィックも用意された。狙いは明快で、トラクションの立ち上がりはよりシャープに、減速時のつながりも濃く感じられるはずだ。

ラインナップには、240hpで0-100km/hを6.2秒でこなすベースの600e ツーリズモも残る。どちらの仕様も最高速は200km/hに制限され、50.8kWhのバッテリーを搭載。WLTPで最大321kmの航続をうたい、DC急速充電は最大100kW、20%から80%まで28分としている。
大きな変更点は価格だ。ツーリズモは41,990ユーロ、コンペティツィオーネは45,990ユーロで、いずれも従来比で3,000ユーロの引き下げ。実直な価格戦略により、パフォーマンス志向のイメージを強めつつ、より多くの人に選びやすい一台に仕立ててきた。