Opel Mokka GSEが「ゴールデン・ステアリングホイール2025」で小型電動モデルの最優秀に選ばれた。総得点は3,345点で、次点に432点差をつけての受賞だ。281hpの電動モーターを搭載し、0-100km/h加速は5.9秒。54kWhのバッテリーはWLTP基準で336kmの航続距離を確保している。

このGSEは、これまでで最速の量産電動オペルでもある。4ピストンキャリパーのブレーキや体をしっかり支えるスポーツシートが走りを裏打ちし、Intelli-Luxマトリクスライトは視界を広げる。さらに180度カメラが狭い場所での取り回しを助ける。数字だけでなく、装備の組み合わせからも、小さなEVでありながら“速さ”に偏らず、いざという場面でドライバーが安心して踏み込める性格が見えてくる。

この賞は、革新性と造りの質を基準に審査するAUTO BILDとBILD am SONNTAGの審査団によって授与された。オペルにとって通算22回目の栄冠であり、このモデルは新世代のコンパクト電動クロスオーバーの分野で同ブランドの立ち位置をいっそう確かなものにしている。