ステラートS800グランドデザイン登場――贅を尽くした最上級EVリムジン
ステラートS800の最上級グレード「グランドデザイン」が登場。ゴールドアクセントやツートンカラーなど贅を尽くしたデザインが特徴。全長5.5m超のリムジンサイズで、EREVとEVの2種類のパワートレインを用意。Huawei製モーター搭載でテクノロジーも最先端。
ステラートS800に、最上級グレード「グランドデザイン」が登場する。中国工業情報省(MIIT)のデータベースにその姿が掲載され、画像を見れば一目瞭然。これは決して控えめなモデルではない。徹底した贅沢さが前面に押し出されている。標準のS800に対し、グランドデザインには随所にゴールドのアクセントが施された。
ボンネットには彫刻を施した金のエンブレム、バッジも金色。その処理はフェンダーやCピラー、アルミホイール、リアの車名ロゴにまで及ぶ。ボディはツートンカラーをまとい、ほぼソリッドに見える大径ホイールが、このクルマのショーファードリブンな性格を強調する。
S800のプロポーションは事実上リムジン級だ。全長5480mm、全幅2000mm、全高は1536mmまたは1542mm、ホイールベースは3370mm。4人乗りの大型セダンで、後部座席こそが主役であることは明白。中国の高級車市場では、こうしたサイズ感が急速に標準となりつつある。単に車体が長いだけでなく、自分だけの空間を感じられることが求められている。
パワートレインは2種類用意される。レンジエクステンダー仕様は、127kWを発生する1.5リッター発電機と、160kWと237.5kWの3基の電気モーターを搭載。WLTCモードでの電気航続距離は276kmで、日常の都市部での移動ならガソリンエンジンを始動せずに済む。
一方、ピュアEVのグランドデザインは、出力160kWと230kWのHuawei製電気モーターを2基搭載する。バッテリー容量や航続距離は未公表だが、Huaweiとの協業がこのクルマの位置づけを明確にしている。購入者は単に高級なボディを手に入れるのではなく、テクノロジーそのものを買っているのだ。
グランドデザインは、中国プレミアムカーの方向性を象徴する。もはや、大きなボディにスクリーンと強力なパワートレインを詰め込むだけでは不十分だ。求められるのは、特装仕様、限定色、贅を尽くしたディテール、そして選ばれた少数のための一台という特別感である。
S800グランドデザインは、控えめさを一切追求しない。ドアを開ける前から、それが最上位グレードであると一目で分かる——そんなオーナーをターゲットにしている。