フォルクスワーゲン ID. ERA
A. Krivonosov для Tarantas.News

広州で開かれたイベントで、フォルクスワーゲンが「ID.ERA」と名付けた代替エネルギー車の新しいラインアップを披露した。

なかでも視線を集めたのはフォルクスワーゲン ID. ERA。次期9世代の市販モデルをはっきりと示唆する内容で、量産は来年4月に始まる予定だ。

フォルクスワーゲン ID. ERA
A. Krivonosov для Tarantas.News

フォルクスワーゲン ID. ERAはハイブリッドのパワートレインを搭載し、航続距離は1000km超。ここに先進的な運転支援スイートが組み合わされる。システムは高速道路や都市部での自律走行を想定し、ナビゲーションに従ってドライバーの関与なしに地点から地点へ移動できるよう設計されている。これが市販モデルにそのまま持ち込まれれば、間違いなく目玉技術になるはずだ。完成度次第では、日常の移動体験をあっさり塗り替えてしまいそうだ。

フォルクスワーゲン ID. ERA
A. Krivonosov для Tarantas.News

見た目は未来志向だ。クローズドグリルにLEDのアウトライン、中央では発光するフォルクスワーゲンのエンブレムが存在感を示し、四隅の縦に積層したマトリクスヘッドライトが表情を引き締める。サイドは背の高いボディと張りのある面構成にクーペ風のルーフラインを合わせ、ほどよいダイナミズムを添える。リアは鮮やかなテールランプと赤く発光するブランドバッジでまとめ上げ、全体として現代的で統一感のある仕立てだ。量産段階でもこの雰囲気が生きれば、見た目の魅力はしっかり伝わるはずだ。