ピレリは、BMWの次期iX3向けにP Zeroタイヤの2種を開発した。iX3は、ノイエ・クラッセの電気プラットフォームを採用する初のモデルとなる。BMWとの共同開発により、両タイヤともサイドウォールに星マークが刻印される。

iX3には、第5世代のP ZeroとP Zero Eの2種類が用意される。どちらもピレリのElectテクノロジーを採用。この技術は電気自動車やプラグインハイブリッド向けに設計され、転がり抵抗の低減、航続距離の向上、静粛性、耐摩耗性の向上、そして電気モーターの高トルクへの対応を実現する。

P Zeroは、ハンドリングの精度、安定性、急加速時の落ち着いた挙動に重点を置く。ピレリによれば、その構造は電気駆動系の瞬時トルクに合わせて設計され、コンパウンドは人工知能の支援を受けて開発された。

一方、P Zero Eは効率性と持続可能性に焦点を当てる。材質の55%以上が天然および再生可能資源から成り、欧州のタイヤラベルでは転がり抵抗、ウェットブレーキ、騒音のすべてでトリプルAを獲得している。

開発は、ピレリのブーロイベルク拠点とBMWのミュンヘンのシミュレーションセンターで、バーチャルシミュレーションを用いて行われた。この手法により開発時間が30%短縮され、物理試作品の数も削減される。これらのタイヤは電気自動車の効率最大化に重要な役割を果たす。