リビアンR2のスペアタイヤが有料オプションに:冒険EVとしての疑問
リビアンR2のコンフィギュレーターでスペアタイヤが755ドルの有料オプションに。多くのEVがスペアを省く中、オフロード向け車種としてどう評価すべきか考察。
リビアンが「R2」のコンフィギュレーターを公開した。その中で、コンパクトスペアタイヤが755ドル(約690ユーロ)という価格設定になっているのが気になる。冒険心をくすぐる電動クロスオーバーとして売り込む車種にしては、この追加費用は奇妙だ。
実は、最近の新車ではスペアタイヤを省き、パンク修理キットだけを搭載するのが一般的だ。テスラ モデルY、フォード マスタング マッハE、ヒュンダイ アイオニック5、キア EV6など、多くがそうだ。街中を走るぶんには問題ないが、長距離ドライブやダートコースでパンクしたら、すぐに大きなトラブルになる。
リビアンは一応、スペアタイヤを用意している。ただし有料オプションだ。R2は同ブランドのエントリーモデルという位置づけだが、実用的な装備までオプション扱いなのは疑問が残る。オフロードを考えているユーザーは、結局このオプションを追加するだろう。
本格的なオフローダーは事情が違う。ジープ レコン、GMC ハマーEV、ランドローバー ディフェンダーPHEVは、リアドアにフルサイズスペアを標準装備している。もちろん、これらはもっとハードコアなモデルだが、リビアンもR2をオーバーランドやキャンプ、タイヤ修理店が全くない場所への冒険用として売り込んでいる。
R2の話は、自動車メーカーがかつて標準装備だったものを次々にコンフィギュレーターのオプションに変えている流れを象徴している。サブスクリプション、有料パッケージ、アクセサリー、そして今度はスペアタイヤだ。リビアンにとってはベース価格を抑えられる手段だが、買い手にしてみれば、本当に使える車を手に入れたいなら、またもや追加出費が必要になるというシンプルな話だ。