フォルクスワーゲン、サーベイロ後継の新型ハーフトンピックアップ「トゥカン」を正式発表、2027年発売予定
フォルクスワーゲンが南米向けに新型ハーフトンピックアップ「トゥカン」を正式発表。サーベイロの後継モデルで、2027年からブラジルで生産開始。MQB A0プラットフォーム採用、パワートレインは1.5L eTSIマイルドハイブリッドや1.0L TSIなどをラインナップ。競合はシボレー・モンタナ、フォード・マーベリックなど。詳細を解説。
フォルクスワーゲンは、コンパクトなハーフトンピックアップ「トゥカン」を正式に発表した。これは、老朽化したサーベイロの後継モデルとなる。ワールドプレミアは2026年後半、量産開始は2027年で、ブラジル工場で行われる予定だ。
トゥカンは、フォルクスワーゲンの南米向け大型投資プログラムの一環として投入される。同社は2028年までに210億レアル(約36億8000万ドル)を投じ、21車種を市場に送り出す計画だ。ティーザー画像では2列シートのクルーキャブが確認できる。サーベイロにはなかった構成であり、重要なポイントだ。
プラットフォームはポロや新型テラと共通のMQB A0を採用する。パワートレインには1.5リッターeTSIマイルドハイブリッドが予想される一方、よりシンプルなグレードには1.0リッターTSIまたは自然吸気の1.6リッターエンジンが搭載される可能性がある。トランスミッションは、エンジンに応じて5速MTまたは6速ティプトロニックATから選べる。

競合には、シボレー・モンタナ、フォード・マーベリック、フィアット・トロ、ラム・ランページ、そして将来発売されるルノー・ナイアガラが名を連ねる。フォルクスワーゲンはシングルキャブのボディタイプも用意するとみられる。シングルキャブなしでは、ブラジルで最も売れている新車であるフィアット・ストラーダに対抗するのは難しいからだ。
サスペンションについては興味深い論点がある。タランタス・ニュースによれば、公開されたプロトタイプはリアにリーフスプリングとドラムブレーキを採用している。以前は、実用志向のグレードにリーフスプリング、上位グレードにトーションビームを採用するという2つの選択肢が検討されていた。
南アフリカ向けの公式発表はまだないが、その可能性は検討中だ。トゥカンはテラとプラットフォームを共有しており、テラは2027年から同国で「テンゴ」の名称で生産される。フォルクスワーゲンにとって、これは単なる小型ピックアップではない。乗用車とより高価な商用車の間に位置するモデルとなる。