ゼネラル・モーターズ(GM)は、ソフトウェア開発、人工知能、グローバルなプロダクト機能をひとつの枠組みに束ねるかたちで、テクノロジー組織の再編に踏み切った。このうねりのなかで、同社を去る要職も出ている。ソフトウェアとサービスのプロダクトマネジメントを統括してきたバリス・チェティノク、エンジニアリング部門を率いたデイブ・リチャードソン、AIユニットのトップだったバラク・トゥロフスキーだ。相次ぐ離任は、改革のスケールを無言で物語る。縦割りの壁を低くする決断は、実務に直結する動線を太くする動きにも映る。

5月には、オーロラの共同創業者を務めた経歴を持つスターリング・アンダーソンを最高プロダクト責任者に指名。車両開発や製造、バッテリープログラムからソフトウェア全般まで、幅広い領域を所管する。並行して新戦力の編成も進む。Symbiotic、Rivian、Boston Dynamicsでの経験を持つクリスチャン・モリがロボティクス部門のリーダーに就き、AppleやCruise出身のスペシャリストが自動運転技術チームに加わった。布陣を見れば、機能横断の結束を強め、意思決定と実行のスピードを一段上げる狙いが透けて見える。