Skodaが重要な節目に到達した。自動車メディアSPEEDME.RUの報道によれば、ムラダー・ボレスラフの工場で10万台目の電動Elroqがラインオフしたという。記念すべき一台は、ブランドのシグネチャーであるマンバグリーンをまとったスポーツ志向のElroq RSで、定格出力は250kW。生産が動き出したのは2025年初頭に過ぎないが、EVと内燃機関車を同じラインで組み立てられるフレキシブルな体制により、需要の伸びに合わせて一気に生産を引き上げることができた。この立ち上がりの速さは、同社のものづくりがいかに俊敏になったかを雄弁に物語っている。

Elroqは、すでにブランドでも屈指の成功作として位置づけられている。2025年の第1〜第3四半期には、欧州で最も売れている電動SUVのランキングで2位につけた。電動クロスオーバーとして、レッドドット・デザイン賞をはじめ複数の権威あるアワードを獲得し、ドイツでは10月に最も人気のある電気自動車となっている。こうした数字を見る限り、欧州市場のツボを的確に押さえたパッケージングが効いていると感じる。

同社によると、SkodaのEVは世界累計で12万台を超えており、ElroqとEnyaqはいずれも欧州のトップ10に入っているという。販売の勢いは、コンパクトで効率に優れた電動SUVを選ぶユーザーが確実に増えていることの表れだ。その中心に立つのがElroqで、電動化戦略における中核モデルとしての存在感がいっそう鮮明になった。ブランドがどこへ舵を切っているのかを示す、わかりやすい道標でもある。