メルセデス・ベンツは派手な登場を用意していた。その効果は幕が上がる数時間前に消えた。新型GLAは世界初公開の前夜にネットへ流出し、ライブ配信に残されたのは画像と実車を見比べる作業だけだ。配信は本日7月29日、中央ヨーロッパ夏時間の19時30分に始まる。そして重要なのはここだ。確定しているのは公開そのものだけで、メルセデスは技術データを一つも公表していない。
流出した画像は、大きなグリル、スリーポインテッドスターを並べたライトグラフィック、そして明らかに滑らかになったシルエットを見せている。電気自動車版である可能性は高い。フロント中央が完全に塞がれているからだ。可能性が高い、それ以上ではない。画像の真偽も、どのバージョンなのかも、メーカーは認めていない。
面白いのはここからだ。スペインのメディアは、兄弟車であるGLBの中身をGLAに自信たっぷりと当てはめている。85kWhのバッテリー、272PSまたは354PS、最大320kWの充電、そして約630kmの航続距離。響きは素晴らしい。ただしそれは外挿であって、新型クロスオーバーの諸元ではない。
しかも誤りを含んだ外挿だ。同記事は250+を前輪駆動と書いているが、量産の電気自動車であるGLB 250+は唯一のモーターを後ろに積む。272PS、WLTPで最大632km。2モーターの四輪駆動GLB 350 4MATICは354PSを発生し、最大616km走る。上級の2グレードはいずれも、320kWのピーク時に10%から80%までおよそ22分で充電できる。
未確定のリストはここで終わらない。64kWhの廉価バッテリー、231PSのモーター、将来のAMG。比較すると、新型GLBの実際のエントリーグレードは58kWhのバッテリーと224PSのリアモーターを積む。記事にある64kWhと231PSの組み合わせではない。EQAという名前の行方も別の見どころだ。メルセデスは公式に別れを告げていないが、GLBはすでに同じ道を歩み、名前をエンジン車に残し、電気自動車にはEQの称号を与えた。
結論は単純だ。流出は顔を明かしただけで、クルマの実力についてはほとんど何も語っていない。本当の答え合わせは今夜、メルセデスがサイズ、駆動方式、バッテリー、航続距離、発売時期を発表する時に訪れる。残りは数時間だ。