3PSを失う一方でルノーはボレアルを静かに進化させる

3PSを失う一方でルノーはボレアルを静かに進化させる
Renault / renault.com.br
ウラド・コマロフ

ブラジル仕様のボレアル2027年モデルは3PS低下する。だが本題は、厳格化する排出ガス規制、48Vハイブリッド、そしてGeminiのOTA展開だ。

失うのはわずか3「馬力」——だが、この小さな数字の裏にはもっと象徴的な変化が隠れている。ルノーはブラジル向けボレアルを2027年モデルに向けて改良し、エタノール使用時の1.3リッターターボエンジンを163PSから160PSへ引き下げる。これにより新型ナイアガラとの仕様統一を図ると同時に、より厳しいProconve L8への対応を進めるという。Motor1が、Renault Geely do Brasilを率いるAriel Montenegroの発言として伝えた。ガソリン使用時は156PSのままで、最大トルクも270Nmを維持する。現時点では、ルノーのブラジル公式コンフィギュレーターはボレアルについて依然163PS、270Nmと表示している。

ルノーが3PSを削る理由は、まさに環境規制にある。Proconve L8では、ブラジルのIbamaが乗用車のメーカー平均排出量を監視しており、2027年1月1日から軽乗用車に対する基準がさらに厳しくなる。つまりボレアルの性格を変えるのではなく、次の環境規制段階に合わせてパワートレインを細かく再調整するということだ。

とはいえ、出力低下はボレアルを待つ変化の中で最も興味深いものではない。Motor1によれば、ブラジル向けSUVには2027年、48Vアーキテクチャーと後輪側の独立電気モーターを組み合わせた、より高度なハイブリッドシステムが採用される見込みだ。同様の仕組みはナイアガラにも関連付けられているが、ルノーはブラジル仕様ボレアルの最終スペックをまだ公表していない。一方、トルコでは別の道を進んでおり、160PSのフルハイブリッドE-Techがすでに正式発表されている。

Google Geminiをめぐる話はさらに興味深い。その導入を、11月に予定されるナイアガラのブラジル市場投入まで待つ必要はない。ルノーは、Geminiの段階的なOTA配信が2026年6月15日に始まったと正式に発表しており、openR link対応の海外モデルとしてボレアルも明記している。アップデートは無料で、サービス拠点への入庫も不要だ。ただし重要な注意点がある。配信は段階的に行われ、利用可能な言語とopenR linkのバージョンによって時期が異なる。つまり6月15日は全車一斉更新の日ではなく、配信開始日だった。

結局、ボレアル2027年モデルはブラジルで本当に3「馬力」を失う。しかし、それが最大のニュースとは言いにくい。ルノーは同時にSUVのさらなる電動化を準備し、インフォテインメントもGoogle AssistantからGeminiへの移行に入り始めている。紙の上ではパワーダウン——だが車体の下と画面の中では、はるかに大きな変化が進んでいる。

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