誰もアウディにQ3への再改良を求めていなかった—この車種はつい最近フルモデルチェンジを終えたばかりだ。それでもドイツ勢はこう考えたらしい。「機会があるなら、使わない手はない」と。このクロスオーバーは2027年モデルへとアップデートされ、今回の変更は標準装備そのものに及んでいる。
ドイツでは、これまで追加料金が必要だった機能が標準装備に加わった。キーレスエントリー、フロントシートヒーター、2ゾーン式オートエアコン、バックカメラだ。以前は上位パッケージにしか含まれていなかったが、今では標準となった。
本当の驚きは、助手席専用ディスプレイの採用だ。画面サイズは10.9インチで、Q3としては初めての試み。適応型運転支援システムも賢くなり、ネットワークデータを活用して速度と車間距離をより精密に調整するようになった。駐車操作もmyAudiアプリから遠隔操作できる。
だが、本当のご褒美はe-ハイブリッドモデルに与えられた。許容牽引重量が600kg増加し、2,000kgに達した—ハイブリッド車としては大きな飛躍だ。日々の使い勝手を実際に左右するのは、こうした細部の改善であることが多い。スマートフォンのワイヤレス充電出力は15Wから25Wへ向上し、リアのUSB-Cポート3口は最大100Wの給電に対応した。マルチメディアシステムはAndroid Automotiveに切り替わった—アウディが近年ますます採用を進めているプラットフォームだ。
刷新されたQ3の先行予約は2026年7月2日に開始され、量産開始は9月上旬を予定している。ドイツでの価格はSUVが46,100ユーロから、Sportbackが47,950ユーロからとなる。