スバルは日本仕様BRZの6速MTのシフトレバー機構をひそかに変更した — そして同時に、全グレードの価格を引き上げた。偶然だろうか。まず違うだろう。新しい内部機構は、スーパー耐久シリーズへの参戦で得た知見を反映したもので、各グレードに55,000円の値上げを伴って登場した。MT仕様のベースグレードBRZ Rは、現在337万7,000円となっている。
実際に何が変わったのか。シフト操作はより滑らかで正確になるはずだ。一方で室内そのものは手つかずのまま — 同じシフトノブ、同じ内装。ドライバーが違いを感じるのは目ではなく手だろう。スバルは新機構の詳細な仕組みを明らかにしていないが、その調整をスーパー耐久プログラムと直接結び付けている — これは偶然に触れられる要素ではない。

数字がすべてを物語っている。ベースグレードBRZ Rは332万2,000円から337万7,000円へ。Sグレードは350万9,000円から356万4,000円へ。そして最上級のSTI Sportは378万4,000円から383万9,000円へと、380万円台に突入した。革命的とは言えないが、些細な変更でもない。
今回の改良の後半はEyeSightに関するもの — そしてこちらの方がずっと重要だ。既存の2台のステレオカメラに、新たに広角モノラルカメラが加わり、特に交差点や低速走行時における歩行者・自転車・他の車両の認識範囲が拡大した。そして、MT仕様でもこの機能は使える — 技術の進化がシフトレバーを諦めさせない、珍しいケースだ。
それ以外はすべて据え置きだ。2.4リッター自然吸気水平対向エンジン、後輪駆動、6速MTと6速ATの選択肢。日本仕様の燃費はリッターあたり11.7〜12.0kmとなっている。
ここからが興味深い。今回の改良で、日本仕様と米国仕様のBRZに差が生まれた。米国で販売される2027年モデルも広角EyeSightカメラを搭載するが、スバルは新しいシフトレバーについては一言も触れていない。Limitedグレードは配送費抜きで36,140ドルから、必須の配送費1,245ドルを含めると37,385ドルとなる。米国仕様BRZがいずれ日本の新しいシフトレバーを手に入れるのかどうかは、まだ未知数だ。
その答えは、米国仕様の部品カタログに現れるかもしれない。両市場が本当に異なるシフトレバー機構を搭載しているのか、それともスバルが米国向けプレスリリースでこの変更に触れなかっただけなのかが、そこで明らかになるはずだ。