クルマが自分で物語を語り始めた、これはまだ序章にすぎない

クルマが自分で物語を語り始めた、これはまだ序章にすぎない
lincoln.com
ウラド・コマロフ

Autioが選ばれたフォードとリンカーンの車両に直接組み込まれた。スマホもログインも不要、走行中に物語が自動で流れ出す。

クルマが物語を語る——それも文字通りの意味で。Autioが米国で選ばれたフォードとリンカーンの車両に組み込み型アプリの提供を始めた。これはスマホにダウンロードする類のアプリではなく、車載マルチメディアシステムに直接組み込まれた機能だ。対象車種はフォード・エクスプローラーとエクスペディション、リンカーン・アビエーターとナビゲーターの2025年モデル以降、そしてリンカーン・ノーティラスは2024年モデル以降となる。

仕組みはほとんど魔法のようだ。アプリはクルマの現在地を把握し、近くの見どころを画面に表示する。走行中に都市や国立公園、観光名所、史跡に近づくと、物語が自動的に流れ始める。駐車中であれば、収録を手動で選ぶこともできる。スマホは不要、別途ログインも不要——すべてはすでにドライバーのプロフィールに紐づいている。

そしてそのカタログの規模には驚かされる。1万2000本を超える音声ストーリーがそろい、中にはケビン・コスナー自身が語りを務めたものもある。すべてGoogle Playを通じてダウンロードされ、フォード・アンド・リンカーン・デジタル・エクスペリエンスのシステムにそのまま組み込まれる。Tarantas Newsは以前、フォードが車両をより賢くし、独自のマルチメディアプラットフォームを拡張する計画を報じていたが、今回の一件はその約束が形になり始めた証と言えそうだ。

ただし、誰にでも無料というわけではない。Autioの利用には、プレミアム・コネクティビティまたはコネクティビティ・パッケージの有効な契約が必要となる。今回の発表は米国市場のみが対象で、他国での展開時期については現時点で明らかにされていない。

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