BYDは、Atto 2のラインアップに最上位グレードのComfortを追加した。ActiveとBoostが45.1kWhのバッテリーと177hpのモーターを組み合わせるのに対し、Comfortは65kWhのバッテリーパックと224hpのユニットへと引き上げられる。公称のWLTP航続距離は430kmに達する。

価格は36,690ユーロで、Activeより5,000ユーロ高く、Boostより3,000ユーロ高い。装備の多くはBoostを踏襲しつつ、後席プライバシーガラス、運転席パワーシート、そしてマルチリンク式のリヤサスペンションを追加。これに伴い、シフトセレクターはステアリングコラムのレバーへ移され、日常の操作感は自然に馴染むはずだ。リヤがマルチリンクへ切り替わったことで、荒れた路面でも姿勢が乱れにくい落ち着いた乗り味が期待できる。

公式画像と詳細スペックは後日明らかになる見通しだ。さらに、ブランドはBYD Atto 2のDM-iハイブリッドも準備中としている。日々の移動コストを重視するユーザーには、この新グレードは選びやすく、レンジの中でも手堅い一台に映る。