たった1車種で耐えてきたクライスラー、フィアットから思わぬ活路を得る

たった1車種で耐えてきたクライスラー、フィアットから思わぬ活路を得る
media.stellantis.com
ウラド・コマロフ

クライスラーがフィアット・グリズリーをベースにした新型クロスオーバー「アロー」と「アロー・クロス」を投入する。Stellantisによれば価格は30,000ドル以下から。

クライスラーが誰も予想しなかった一手に踏み出そうとしている。長年たった1車種で持ちこたえてきたブランドに、新型クロスオーバーが一気に2台加わるのだ。その名も「アロー」と「アロー・クロス」——いずれもフィアット・グリズリー・ファミリーがベースとなる。この情報はStellantisのチーフデザイナー、ラルフ・ジル氏へのインタビュー後にMotorTrendが報じた。同誌によれば、クーペライクなフィアット・グリズリー・ファストバックが「アロー」の土台となり、通常型のグリズリーが「アロー・クロス」になるという。

両モデルはStellantis Smart Carプラットフォームを共有し、北米市場の要件に合わせて調整される。とはいえ、単なるエンブレム付け替えとは言えない。エクステリアデザインとインテリア要素にはクライスラー独自の仕立てが施される。クライスラー側でこのプロジェクトを率いるのは、エクステリアデザイン責任者のIrina Zavatski氏だ。

Investor Dayにおいて、Stellantisは「アロー」と「アロー・クロス」がクライスラーのラインナップの手頃な価格帯を担うことになると発表した。想定される開始価格は30,000ドル以下。最終的な価格はまだ発表されていない。

欧州向けのフィアット・グリズリーは2026年末までに市場投入される見込みだが、クライスラー・アローおよびアロー・クロスの正確な発売時期はいまだ明らかにされていない。

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