Deepalが「G318」の電子頭脳を書き換えた。中国仕様のクロスオーバーは、まったく異なる「目」で世界を認識するようになった。搭載されたのはHuawei QianKun ADS 5 Proと、実に27個の周辺認識センサーだ。他市場の購入者にとって重要な注意点がある。中国以外で販売される「G318」は、はるかにシンプルな運転支援機能にとどまっており、ADS 5 Proがそちらにも導入されるかどうかはまだ確認されていない。
新システムには、キャビン内でフロントガラスの裏に隠されたコンパクトなLimeraライダー1基、ミリ波4Dレーダー3基、高解像度カメラ11台、超音波センサー12個が含まれる。この構成により、市街地・高速道路でのNCA走行、自動駐車、衝突回避システムCASの作動が可能になるという。ADS 5 Pro自体は、HuaweiのWEWA 2.0アーキテクチャを基盤としている。
Deepalによれば、60EFLOPSのクラウド演算能力と、走行距離10億キロメートル超のデータセットにアクセスできるという。クラウド上のアルゴリズムは、同社によるとおよそ4日に一度更新されるとしている。印象的な数字だが、これは車両そのものの演算能力ではなく、システム開発を支えるインフラを表す数字だ。
Huaweiは別途、重要な点を強調している。ADS 5はあくまで運転支援システムであり、自動運転ではないという点だ。ドライバーは依然として道路を注視し、いつでも操作を引き継げる状態を保つ必要がある。市街地走行に加え、新アーキテクチャは交差点、ロータリー、駐車場、狭い道路にも対応するよう設計されている。他市場向けの「G318」との差は際立っている。
中国以外で販売されるモデルには、アダプティブクルーズコントロール、車線中央維持支援、死角モニタリング、自動ブレーキが備わっているが、Huawei ADSはその仕様書のどこにも記載がない。「G318」自体はすでに、439馬力のシリーズハイブリッドパワートレイン、四輪駆動、そして1000km超の航続距離で販売されている。
そのため、中国での今回のアップデートは、他市場がいずれ手にする可能性のあるものを示す予告として、今のところ最も興味深い意味を持つ。もしADS 5 Proが実際に他市場へ広がれば、「G318」はパワートレインよりもエレクトロニクスの面ではるかに大きく変わることになる。