ベントレーは、2023年型ベンテイガ ハイブリッド130台を対象にリコールを開始した。懸念されているのは、充電中に高電圧バッテリーが過熱する可能性で、理論上は火災に至る恐れがあるという。

オーナー向けの対策はおなじみの段取りで、自己負担は発生しない見込みだ。32CARS.RUによると、ベントレーの正規ディーラーはバッテリー制御用のソフトウェアを更新して対応する。診断の結果、必要と判断された場合は高電圧バッテリー自体の無償交換に踏み切る。まずは熱管理や充電電流のアルゴリズムを見直す“ソフト”な手当てから入り、本当に必要なケースだけ高価なハード交換に回すという、慎重だが理にかなったアプローチだ。

顧客への案内スケジュールも決まっている。対象車のオーナーへの通知は2025年12月23日に予定されている。実際には、とくに外部電源から日常的に充電している場合は、今後数週間のうちにディーラーに立ち寄る可能性を念頭に置いておくといいだろう。