Larte Designが、G-Powerと組んで手がけたBMW X6 Mのリワーク版を公開した。新作はカーボンファイバー製パーツのバリエーションを広げ、新設計のボンネット、バンパー一体のスポイラー、拡大したディフューザー、サイドスカートのエクステンション、ミラーカバー、さらに追加のルーフスポイラーを備える。縦型のブレーキライトは刷新されたリアディフューザーに組み込まれ、リアまわりの造形をすっきりまとめている。

Larte Design、G-Power、BMW X6 M
Larte Design social media

SUVの外装はマットブラックで、ラッピングと思われる。ホイールや内装の一部にはLarte Designのエンブレムが入り、エキゾーストやキャビンのいくつかのコンポーネントはG-Power製だ。出力の上積みが示唆される構成で、ステルス調の塗装とカーボンのアドオンが、クーペSUVのボディにやり過ぎ感のない、目的のはっきりした一体感を与えている。見た目のバランスが崩れていないのが好印象だ。

標準仕様のBMW X6 Mに搭載される4.4リッターV8は617hpと750Nmを発生し、0-60mph加速は3.7秒。G-Powerは、最大887hpのGP-900をはじめ、GP-820やGP-720など複数のアップグレードを用意しており、パフォーマンスを段階的に引き上げたい人に向けて、選択の幅もしっかり確保されている。