生産を終えたフェラーリV12がドバイで驚きの第二の人生を得た

Pavel Pavlov
著者: Pavel Pavlov

ドバイ警察の異色車両にマンソリー仕様のフェラーリ812スーパーファストが加入。6.5リッターV12、最大800馬力、最高速度345km/hという強烈な一台だ。

ドバイ警察が、またしても他ではなかなか真似できない一手を見せた。警察車両を、誰もが振り返る存在に変えてしまったのだ。異色の車両ラインアップに加わったのは、マンソリーが手を入れたフェラーリ812スーパーファスト。数字も見た目に負けていない。警察発表では最高出力は最大800馬力、0-100km/h加速は2.8秒、最高速度は345km/h。車両はアラビアン・トラベル・マーケット2026の初日に披露された。

ボンネットの下には、6.5リッターの自然吸気V12がそのまま収まる。興味深いのは標準車との比較だ。フェラーリは812スーパーファストの標準仕様について、800 cv、0-100km/h加速2.9秒、最高速度340km/h超としていた。警察車両の公式性能値はわずかに上回るが、その差がマンソリーによる機械的な改造によるものかどうか、ドバイ警察は明らかにしていない。

Ferrari 812 Mansory
Mansory / _kourosh_mansory

一方、外観に遠慮はまったくない。フェラーリにはドバイ警察を象徴する白と緑のカラーリングが施され、マンソリーが大幅に手を加えたエアロキットを装着する。一般的な道路パトロールが主目的ではなく、ブルジュ・ハリファ、シェイク・モハメド・ビン・ラシッド・ブールバード、JBRなど、観光客の多い目立つエリアでの活動が中心になる。つまり警察車両であると同時に、ドバイの走る名刺でもある。

ドバイ警察とマンソリーの共同プロジェクトは、これで5台目となる。これまでにもメルセデスAMG G 63、ロールス・ロイス・カリナン、フェラーリ・プロサングエ、ランボルギーニ・レヴエルトのカスタム車両が豪華な警察車両群に加わってきた。そこに今回、812スーパーファストが加わる。同車はすでにフロントエンジンV12フェラーリの前世代に属し、ラインアップでは12チリンドリが後継を担う。それでもドバイでは、このフェラーリにまったく新しい仕事が用意されたようだ。

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