一部の2025年型キャデラック・エスカレードESVでは、中間ステアリングシャフトのボルトを追加で増し締めする必要がある。米国内で登録されたわずか4台で確認された事象で、対象はきわめて限定的だ。

この対応はオーナーの負担なしで、通常の点検整備のタイミングで実施される。作業はシンプルかつ短時間で、整備士の持ち時間のおよそ3分の1時間で完了する見込みのため、予定を大きく乱すことはないだろう。

内容は明快だ。中間ステアリングシャフトの指定ボルトを33 lb-ft(約45 N·m)でトルク締めする。

重要なのは、対象がロングボディのエスカレードESVに限られ、標準の2025年型エスカレードには影響しない点だ。大半のドライバーにとっては、モデル全体の懸念というより、定期サービスの注意書きに近い扱いと受け止められそうだ。