英国向けXpeng G6の価格とグレードが確定、2026年Q1発売
Xpeng G6の英仕様が登場。RWDとAWDブラックエディションを用意し、£39,990から。800V/5Cで最大451kW急速充電、10–80%を12分。358kW・0–100km/h4.1秒。内外装刷新と全車ヒートポンプ標準、2026年Q1発売。
Xpengは、英国向けの改良版G6電動クロスオーバーの価格とグレードを確定した。販売開始は2026年の第1四半期を予定し、ベースモデルは£39,990から。ローンチ時には3つの仕様が用意され、上限は£49,990。今回はAWD パフォーマンス・ブラックエディションが目玉として初登場する。
ラインナップは次のとおり。G6 RWD Standard Range — £39,990、G6 RWD Long Range — £44,990、G6 AWD Performance Black Edition — £49,990。最上位のブラックエディションは2基のモーターを組み合わせ、合計出力は358 kW、トルクは660 Nm。0–100 km/h加速は公称4.1秒だ。20インチのブラックホイールやダークトーンの外装ディテール、ブラックのブレーキキャリパー、濃色仕立てのスポーティな内装も特徴になる。

注目は、次世代の800ボルトアーキテクチャと、5Cの超急速充電に対応するバッテリーの組み合わせ。Xpengは直流急速充電のピーク出力が最大451 kWに達し、10%から80%までがわずか12分だと説明する。充電速度が選択基準として存在感を増すいま、この数値の説得力は強い。
ハードウェア以外でも、デザインとキャビンが手直しされ、全グレードにヒートポンプを標準化。成長著しいミッドサイズ電動SUVの領域で、価値を際立たせる狙いが見て取れる。スペックをいたずらに盛らず、実用面を厚くするまとめ方は、パッケージ全体の完成度を高めている。