バチカンがBMW iX60を公用車に採用—544馬力と700km航続、サステナビリティを象徴
バチカン公用車隊にフル電動BMW iX60が加わりました。レオン14世教皇立会いのもと採用された544馬力EVは、WLTP航続700km、195kW急速充電、0-100km/h 4.6秒、最新コネクテッド装備を搭載。カーブド・ディスプレイ、iDrive 8.5と5G/音声アシスタントで先進性と実用性を両立。
バチカンの公用車隊に新顔が加わった。フル電動のBMW iX60だ。引き渡しはレオン14世教皇の立ち会いのもとで行われ、BMWのオリバー・ツィプセ会長とBMWイタリアの首脳陣も同席した。同社は、iX60の選択が環境に配慮した解決策へのコミットメントを示すものであり、広く進めるサステナビリティの取り組みと軌を一にすると説明している。象徴としても分かりやすい選択だ。

iX60は、400kW(544hp)を発生するデュアルモーターと四輪駆動を採用。0-100km/h加速は4.6秒、最高速度は200km/hに達する。WLTP基準の航続距離は700km超。容量109.1kWhのバッテリーは最大195kWの急速充電に対応し、停車を挟むロングトリップの段取りも立てやすい。数値面は実用のツボを押さえている。
ボディサイズは全長4,965mm、全幅1,970mm、全高1,695mm、ホイールベース3,000mm。キャビンでは、iDrive 8.5上でメーターとインフォテインメントを一体化するBMWカーブド・ディスプレイを採用。5Gに対応し、BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントによる音声操作も可能で、必要な操作性を損なうことなく、すっきりとした先進的な雰囲気に仕上がっている。