米新車市場での存在感をさらに広げたまま、ゼネラル・モーターズ(GM)は2025年を締めくくりそうだ。コックス・オートモーティブによれば、同社は国内最大の自動車メーカーの座を4年連続で維持する見通し。市場シェアは前年の16.8%から17.3%へ拡大し、販売台数は280万台超と、前年比5%超の伸びが見込まれている。数字が語る通り、足取りは堅い。

米国市場全体では、アナリストは2025年通年の販売台数を1,630万台と見積もる。2024年比で1.8%増となり、2019年以来の高水準だ。一方で12月は前年を下回る見通しで、業界が2026年に向かうなか、全体の勢いは次第に落ち着きそうだ。過熱感というより、持続性を探る局面に入っている。

コックス・オートモーティブは、景気動向や通商政策の変化に絡むボラティリティの高まりを指摘する。春には関税措置を受けた値上げ観測から需要が持ち直し、夏には7,500ドルの連邦税額控除の期限切れを前にEVの駆け込み購入が相次いだ。第4四半期には電動モデルへの関心が目に見えて弱まっている。こうした推移は、心理と政策のタイミングが短期間で需要を大きく振らすことを物語る。販売計画の舵取りは、より繊細さを求められそうだ。

トヨタはシェア15.5%、販売8.4%増で2025年を2位で終える見通しだ。GM、トヨタ、フォード、ヒョンデの4社を合わせると、市場シェアは計2.6ポイント拡大。多くの他メーカーが後退するなか、存在感を強めた。市場の減速が意識される局面では、こうした大手が需給の軸となり、流れを左右していく。中堅勢にとっては厳しいが、主導する顔ぶれはより鮮明だ。