中国で刷新トヨタ・カローラ販売開始—拡大ボディと改良ハイブリッド、Toyota Pilot標準
中国でマイナーチェンジ版トヨタ・カローラが発売。全長4710mm/軸距2750mmの拡大ボディ、改良1.8Lハイブリッドは4.1L/100kmで最大1000km。2.0Lガソリン、Toyota PilotとOTAも全車標準。4グレードで展開。若者志向のインテリアや大型スクリーン、ワイヤレス充電、アンビエントライトも充実。
マイナーチェンジを受けたトヨタ・カローラの中国販売が正式にスタートした。グレードは4種類。2026年の市場でも、同クラスで手の届きやすい選択肢のひとつであり続ける。
エクステリアは見違えるほどの刷新で、トヨタの最新デザイン言語に沿った顔つきへ。細いLEDライトバーとC字型の発光要素を組み合わせたフロントは、ワイド感を強調しつつ切れ味のあるモダンな印象に仕上がっている。注目はボディサイズの拡大だ。全長は4710mm、ホイールベースは2750mmへと伸び、上位のトヨタ・アジアライオンに迫るプロポーション。キャビンのゆとりも一段と感じやすくなった。
インテリアは若い層を意識したテック志向。デジタルメーターに大型のマルチメディア画面、出力を高めたワイヤレス充電、アンビエントライト、そしてスマートフォン連携の拡充まで一通りそろえる。過度な操作を強いずに、見た目も使い勝手もすっきり上質に仕立てた点は好感だ。
安全面にも力が入る。全車にアクティブ運転支援群「Toyota Pilot」を搭載し、OTA(オーバー・ジ・エア)によるアップデートにも対応する。先進機能をグレード横断で標準化した判断は、このクラスでは現実的かつ歓迎すべき落としどころだ。
パワートレーンも見直された。1.8リッターエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドは、約4.1L/100kmの燃費と最大1000kmの航続距離を実現。ガソリン仕様はより力強い2.0リッターに置き換わり、先代の効率面で見劣りしたユニットは姿を消した。
総じて、今回のカローラは、厳しい競争と価格プレッシャーに対し、技術を削らずに応じた一台だ。拡大したボディとハイブリッドへの軸足は日常使いの魅力を押し広げ、採用した価格戦略と合わせて、セグメントの有力候補に名を連ねる布陣に映る。