EVの走行コストはガソリン車より高い?充電環境で変わる現実

EVの走行コストはガソリン車より高い?充電環境で変わる現実
tarantas.news
Pavel Pavlov
著者: Pavel Pavlov

最新調査は、最新EVの走行コストがガソリン車を上回る場合があると指摘。商用の急速充電や電気料金、地域差、自宅充電の可否で負担は大きく変動。ピックアップなどの商用利用では外部充電が不可避で、料金はタイミング次第で燃料代に迫る水準に。維持費は含まれず、充電戦略が家計を左右する実態を解説。購入前の判断材料に。

最新の電気自動車の走行コストは、同等のガソリン車の燃料代に並ぶどころか上回る場合もある——研究者たちはそう結論づけた。とりわけ商用の現場では、その差がいっそうくっきりする。耳ざわりのいい“安上がり”のイメージに冷や水を浴びせる結果だ。

たとえば、仕事道具としてピックアップを使う人は、自宅以外での定期的な充電が避けられない。商用の急速充電器の料金は家庭電力よりずっと高く、タイミングによってはガソリン代に迫る水準になることもある。ハードに使うほど、この“高い電気”がEVの出費を押し上げる主因になる。

調査はもうひとつの要点も示した。EVのコスト効率は、暮らす地域と電力の調達環境に大きく左右されるということだ。電気料金が安く、自宅充電が確保できる地域なら、実際に大きな節約につながる。逆に条件がそろわなければ、期待どおりの差は出にくい。

なお、今回の分析には整備費など所有にまつわるほかの費用は含まれていない。とはいえ、EVは内燃機関車より維持費が安いと言われがちだが、現実は常にそうとは限らないことも見えてくる。要は、ブランドよりも「どこで、どう充電するか」が家計を左右する——数字だけでなく使い方がすべてを決める、という当たり前の事実を思い出させる内容だ。

最新記事