No. 1. サンヨン・ロディウス

韓国製の巨体は、プロポーションの悪夢にとらわれたまま抜け出せないように見える。伸びやかなラインや洗練された解決策の代わりに、出来上がったのは大きすぎてバランスの悪い一台だ。広く上質なミニバンとして構想されたものの、伸びきったボディと前端の不釣り合いさからバナナボートというあだ名まで付いた。造形はどうにも一体感に欠け、自動車デザインの失敗例としてしばしば引き合いに出されるほど。止まっていても、まとまりきらない印象は拭えない。

No. 2. ドッジ・ナイトロ

アメリカ車は大柄さと堂々たる雰囲気が持ち味だが、このクライスラーのSUVは狙いを外した。寄せ集めの部品で組んだかのように、巨大で不器用に映る。背の高いピラー、粗いヘッドライト処理、ふくらんだホイールアーチが、見た目を重く不恰好にしている。多くの批評家はかさばったデザインだと評し、洗練された都会派SUVというより建設機械の販促モデルのようだと指摘した。間近で見るほど、足元の据わりが見つからない。

No. 3. クライスラー・PTクルーザー

往年のアメリカンなシルエットをなぞり、かつて話題をさらったレトロモデル。だが時が経つにつれ、その記号は支持を失った。ルーフライン、丸いバンパー、装飾的なグリルは早々に古びて見えるようになり、時代遅れの象徴に。いまでは空力の弱さや効率の低さなど、日常での不満を訴えるオーナーも少なくない。造形が誘うのは、苦笑いとわずかなノスタルジー。新鮮味が薄れると、ロマンスも足早に消える。

No. 4. スバル・トライベッカ

日本発のプレミアム志向クロスオーバーは、見た目でつまずいた。スバルが世に出したのは、重たく見えるボンネットとフロントガラスを持つ角張った車体で、調和からは程遠い。ランプ類の造形、とりわけフロント周りのバランスには厳しい声が集まった。著名な批評家は、そのデザインを災難と評し、顔つきを珍しい動物にたとえたとされる。常に年式以上に古びて見えてしまう。

No. 5. シトロエン C3 プルリエル

フランスの技術陣は革新に賭け、走行中でも変形できるかのような独自のモジュール式カブリオレを提案した。発想は大胆だったが、仕上がりには疑問が残った。荒っぽい格納機構、心もとないドアラッチ、ちぐはぐなボディ形状が、日常の使い勝手を損なう。鮮やかなカラーパレットも、街中ではかえって場違いさを強調した。奇抜な見た目に尻込みする買い手も多く、頼れるクルマを熟慮して選ぶというより、購入が実験のような行為になってしまった。着想そのものは、もっと磨き上げられた結末に値していた。