専門家は、内燃機関にバッテリーパックと電動モーターを組み合わせる構成が、車両の管理を複雑にし、その結果として火災のリスクを高めると指摘する。実際、部品や機能が増えるほど連携すべきインターフェースが増え、すべてを矛盾なく動かすのは容易ではない。設計の練られたハイブリッドであっても、要求される精度は高いという印象だ。

記事では、ハイブリッド車の火災を的確に消火するには、初動対応にあたる隊員に専用の訓練と装備が必要だと強調している。報告書によれば、2025年3月にはフォードが、重大な短絡リスクを確認したとしてフォード・クーガのプラグインハイブリッド数千台のリコールを発表したとされ、火災の可能性を大きく高めるおそれがある点が示された。

さらに専門家は、ハイブリッド車の質量増加も追加の危険要因に挙げる。バッテリーや電動モーターの重量は車両の挙動や、衝突時のエネルギーの伝わり方に影響し、異常が起きた際の帰結に作用しかねない。重さが安心感につながる場面もある一方で、制御が難しくなる局面では余裕を削る側面があると感じる。