2025年のドイツでは、シルバー、グレー、ホワイト、ブラックが引き続き人気の中心を占めた。新車登録の約75%をこの4色が占めたものの、合算シェアは前年よりわずかに後退。落ち込みはグレーとホワイトの伸び悩みが響いた一方、ブラックは小幅に持ち直した。

グリーンは伸びが際立った。20年以上ぶりに登録台数が10万台の壁を越え、100,715台に達した。色としてのシェアは3.9%とまだ小さいが、2021年以降は堅調に需要が積み上がり、年間で26.5%増を記録している。

明るめの色合いでは、ブルーが依然として最有力。2025年のシェアは10.2%で、前年の減少を経て登録は16.3%増となった。レッドは逆に16.5%減となり、登録台数はグリーンにほぼ並ぶ水準まで下がった。

中立的なトーンが優勢なのは、下取りや売却時の価値を意識する動きと結び付けられている。とはいえ、選択の幅は少しずつ広がり、ショールームに並ぶ新顔は伝統的なカラーパレットの外側にも足を伸ばし始めているように見える。市場全体は実用重視で慎重なままだが、派手すぎない範囲で表現力のある色に扉を開け始めた、その微妙な変化は数字にも表れている。