三菱自動車が公開した新たなコーポレート動画が、パジェロ復活の噂に一気に火をつけた。映像の終盤には、次期フラッグシップSUVと見られるシルエットが一瞬だけ姿を見せる。車体は暗がりに置かれ、舞台はラリーアートの世界観。ブランドのオフロードとパフォーマンスの系譜を意図的に示唆する演出だ。

重要なのは、そのプロポーションがクロスオーバー的ではないこと。高いボンネット、直立したライン、角張ったキャビン、そして増した最低地上高――どれもが、都会派クロスオーバーではなく、本格オフロードを土台にした設計であることを物語る。

ティーザーでは三菱らしい意匠も確認できる。縦型のデイタイムランニングライトに、横一線のライトシグネチャーだ。フロントの表情は東南アジア向けのデスティネーターを想起させる一方、ボディ自体はひと回り大きく、シルエットも四角い。横から見るとサイドステップや全体の立ち姿がラダーフレーム系の素性を強く示唆しており、走りの舞台が舗装路だけではないことを感じさせる。短いティーザーながら、目指す方向性は明快だ。