XpengはG7 EREVの詳細を明らかにし、レンジエクステンダー車でドライバーを悩ませがちな点、すなわち発電機が作動する瞬間の騒音や振動に焦点を当てた。同社によれば、G7 EREVは電気的なノイズ抑制とパワートレインのAI制御を組み合わせる。全グレードにENCとRNCを標準装備し、前者はモーター・ジェネレーターを含む車両ハードウェア由来の音を狙い撃ちし、後者はタイヤや路面から伝わるロードノイズに対処するという。AIアルゴリズムと合わせて、純EV走行から充電モードへの切り替えを滑らかにし、条件によってはレンジエクステンダーの振動を最大50%低減できる狙いだ。静粛性の作り込みは、この種のクルマに付きまとう違和感をうまく和らげてくれそうだ。

ソフト面にとどまらず、ハード面の裏付けもある。ボディやキャビンの主要部位の9割超に吸音材を配し、レンジエクステンダーモジュール自体も機械的に磨き込んだ。ブランドの説明では、モジュール単体の騒音は業界で一般的な解決策よりおよそ10%低いレベルに抑えたという。さらにAIによるエネルギーマネジメントが発電機を“静かな”作動領域に保ち、できるだけ目立たないタイミングで介入させる設計だ。こうした静粛化のチューニングは、日常域での快適さに直結する。

Xpeng G7 EREV / 自動車ニュース
xpeng.com

スペックシートの数字も悪くない。55.8kWhのバッテリーと、オクタン価92のガソリンに対応する60リットルのタンクを組み合わせ、最大1,704kmの総合航続距離をうたう。純EVモードだけでも最大430kmを見込む。

EREVの認証データでは、ピーク出力218kWの電動モーターと、電動走行のみでの認定航続325kmが記載されている。ボディサイズは全長4,918mm、全幅1,925mm、全高1,655mm、ホイールベースは2,890mm。電池のみのモデルと比べて、EREVは全長が26mm長い。市場投入は中国で2026年1月8日、欧州で1月9日を予定。EREVの価格は未公表で、中国市場のBEV版G7は19万5,800〜22万5,800人民元としている。公開スケジュールからも、展開のスピード感が伝わってくる。