Xpeng G7 EREVの静粛化技術と航続性能:AI制御、ENC/RNC、最大1704km
Xpeng G7 EREVの詳細。AI制御とENC/RNCで発電時の騒音・振動を抑制し静粛性を向上。55.8kWh電池と60Lタンクで最大1704km、EV走行は最大430km。中国1/8、欧州1/9発売予定。AIエネルギーマネジメントで滑らかに切替、条件次第で振動を最大50%低減。主要部位に吸音材を採用。
XpengはG7 EREVの詳細を明らかにし、レンジエクステンダー車でドライバーを悩ませがちな点、すなわち発電機が作動する瞬間の騒音や振動に焦点を当てた。同社によれば、G7 EREVは電気的なノイズ抑制とパワートレインのAI制御を組み合わせる。全グレードにENCとRNCを標準装備し、前者はモーター・ジェネレーターを含む車両ハードウェア由来の音を狙い撃ちし、後者はタイヤや路面から伝わるロードノイズに対処するという。AIアルゴリズムと合わせて、純EV走行から充電モードへの切り替えを滑らかにし、条件によってはレンジエクステンダーの振動を最大50%低減できる狙いだ。静粛性の作り込みは、この種のクルマに付きまとう違和感をうまく和らげてくれそうだ。
ソフト面にとどまらず、ハード面の裏付けもある。ボディやキャビンの主要部位の9割超に吸音材を配し、レンジエクステンダーモジュール自体も機械的に磨き込んだ。ブランドの説明では、モジュール単体の騒音は業界で一般的な解決策よりおよそ10%低いレベルに抑えたという。さらにAIによるエネルギーマネジメントが発電機を“静かな”作動領域に保ち、できるだけ目立たないタイミングで介入させる設計だ。こうした静粛化のチューニングは、日常域での快適さに直結する。

スペックシートの数字も悪くない。55.8kWhのバッテリーと、オクタン価92のガソリンに対応する60リットルのタンクを組み合わせ、最大1,704kmの総合航続距離をうたう。純EVモードだけでも最大430kmを見込む。
EREVの認証データでは、ピーク出力218kWの電動モーターと、電動走行のみでの認定航続325kmが記載されている。ボディサイズは全長4,918mm、全幅1,925mm、全高1,655mm、ホイールベースは2,890mm。電池のみのモデルと比べて、EREVは全長が26mm長い。市場投入は中国で2026年1月8日、欧州で1月9日を予定。EREVの価格は未公表で、中国市場のBEV版G7は19万5,800〜22万5,800人民元としている。公開スケジュールからも、展開のスピード感が伝わってくる。