イギリスの軽量スポーツカーで知られるブランド、マルコスが市場復帰を目指している。新モデルの発表から約20年が経過した同社は、モスキートのプロトタイプを公開し、2026年末までに市販版を発売する計画だ。これは、歴史的に何度も破綻と再起を繰り返してきたブランドの、新たな復活への挑戦となる。

新たなプロトタイプとコンセプト

モスキートプロジェクトは、極限まで軽量化されたハイパフォーマンスなトラックカーとして構想されている。プロトタイプはファイバーグラス製で、BMWとミニのコンポーネントを採用。これにより開発を簡素化し、コスト削減を図っている。

モスキートプロジェクト
marcos

当初はテストプロジェクトとして始まったが、関心の高さから量産化が検討されるに至った。

技術的アプローチと計画

同社が頼るのは、軽量と高出力という古典的な哲学だ。モスキートは歴史的なミニ・マルコスにインスピレーションを得ており、快適性よりもハンドリングが重視されるトラックデイ愛好家をターゲットとしている。

並行して開発が進むのは、ミッドシップエンジンを搭載した2台目のスポーツカー。約350馬力と極めて軽い車重を実現し、高いパワーウェイトレシオを約束する。

市場と戦略

マルコスは、キャタハムやウェストフィールドと競合する手頃な価格帯のスポーツカーニッチを狙う。超ハイエンドセグメントには進出せず、愛好家向けに集中する方針だ。しかし、過去の復活試みが必ずしも成功しなかったという歴史は、現在のプロジェクトにリスクをもたらしている。