地味な一部改良の裏でタフトの安全性能が静かに進化していた

地味な一部改良の裏でタフトの安全性能が静かに進化していた
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Pavel Pavlov
著者: Pavel Pavlov

改良新型タフトは歩行者衝突防止ブレーキの作動速度を60km/hから80km/hに引き上げ、自転車や交差点の車両検知機能を追加。新色スパークオレンジも登場。

ダイハツは新色を1つ追加して終わらせることもできたはずだ。ところが軽クロスオーバー「タフト」は、書類上は地味に見えて実際には命に関わる部分をしっかり底上げする改良を受けた。今回の変更は安全性能、メーター、外装の意匠にまで及び、ラインアップには特別仕様車「ラギッドベンチャー」と「アクティブモード」が新たに加わった。ベース価格は143万5500円、日本円のまま覚えておいて損はない。

ここからが本題だ。今回の目玉は予防安全機能「スマートアシスト」の強化で、その中身は表面的な変更にとどまらない。システムは、進路を横切る自転車、右折時の対向車、そして左右折時に横断してくる歩行者まで検知できるようになった。歩行者衝突回避ブレーキが作動する上限速度は60km/hから80km/hへと引き上げられている。街なかの速度域から、一段上の走行シーンまでカバーする、実質的な進化だ。あわせてアダプティブクルーズコントロールとレーンキープコントロールの精度も向上した。

室内には7インチTFTディスプレイとデジタルスピードメーターを組み合わせた新メーターが採用された。些細なことに見えるかもしれない。しかし、こうした細部の積み重ねこそが「軽自動車らしさ」を薄めていく。ボディカラーには新色「スパークオレンジ」も加わった。一方でパワートレインは据え置き。0.66リッターの自然吸気とターボ、CVT、前輪駆動または4WDという構成に変更はない。

「ラギッドベンチャー」は、スモーク調の加飾やシルバーのアクセント、ガンメタリックのホイール、そして荷室床下の着脱式オーガナイザーが特徴。買い物袋以上の荷物を積む層を明確に意識した仕立てだ。一方「アクティブモード」はブラック基調の加飾でまとめられ、有償オプションとしてオレンジのステッカーと外装アクセントを加えたパッケージも用意される。抑えた印象を選ぶか、目立つ方を選ぶか。

標準グレードのタフトは143万5500円から183万1500円。ラギッドベンチャーは170万5000円から191万4000円、アクティブモードは172万1500円から193万500円という価格帯だ。日本国内向けのモデルで、軽自動車の優遇税制区分に該当する。

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