G05世代のBMW X5が、一気に大幅なワイドボディへ変身した — しかも、派手な装飾パーツを数枚貼るだけの話ではない。ドイツのプライアーデザインは、このSUV向けに本格的なPDG5XWBワイドボディキットを用意した。Mパッケージ装着車向けで、拡幅したホイールアーチ、新しいフロントスプリッター、ディフューザー、さらに2枚のリアスポイラーによってX5のシルエットを大きく変える。
ただし、この迫力には相応の代償がある。しかも安くない。プライアーデザインは各パーツを個別販売しており、ボンネットカバーが1450ユーロ、フロントスプリッターが1490ユーロ、エアインテーク周囲のパーツが890ユーロ、ホイールアーチエクステンションが3550ユーロ、リアディフューザーが1090ユーロ、2枚のスポイラーはそれぞれ850ユーロだ。主要7パーツだけで合計10,170ユーロ — 送料、塗装、取付費用はまだ含まれていない。

取付も、ただ貼り付ければ終わりという作業ではない。メーカーは、塗装前に各部品を仮合わせし、必要に応じて調整するよう注意している。ワイドボディ化した車両でタイヤ周辺のクリアランスを確保するため、リアのホイールアーチを切削し、場合によってはフロントフェンダーにも加工が必要になる。パーツはガラス繊維強化プラスチック製だ。
一方で、パワーアップは期待できない。PDG5XWBはあくまでボディキットであり、プライアーデザインは今回のBMW X5についてエンジンの変更や出力向上を発表していない。