サイバーキャブが中国にやって来る — ただし、テスラはまだ未来の鍵を渡すつもりはない。中国本土で初となる2人乗り自動運転タクシーの一般公開は9月17日に始まる。北京ではテスラ華貿センターで9月27日まで、上海ではHKRI太古匯で9月21日まで展示される予定だ。しかも重要な「ただし」がある。今回は静態展示にすぎず、販売開始でもロボタクシーサービスの開始でもない。
サイバーキャブを普通のテスラ車と見間違えるのは難しい。ハンドルもペダルもなく、当初から完全自動運転による移動を前提に設計された車だからだ。テキサスでは量産がすでに始まり、オースティンではサイバーキャブがロボタクシーサービスで使われ始めている。中国でのデビューはずっと慎重で、現時点ではデザインと技術を見せるだけで、商用乗車は約束していない。
中国は、より大規模なアジアツアーの次の目的地にすぎない。サイバーキャブは9月9日から香港で展示されており、テスラはそこでも静態展示であることを明確にしている。日本では9月11日にツアーが始まり、東京、大阪、名古屋を巡る。まず見る。その後に乗れる日が来るかもしれない — テスラはいま、その順番を選んでいる。
中国では、この違いがとりわけ重要だ。サイバーキャブとロボタクシーサービスを利用できるかどうかは、現地の規則と規制当局の承認に直接左右される。したがって9月17日は、北京と上海の人々がハンドルもペダルもない車を初めて公に見る日になるが、商用運行の開始日ではない。未来はもう到着した — ただし、まだ公道を走る許可は下りていない。