ヴォヤのCEOである盧芳氏は、中国初の量産型レベル3自動運転SUVとして位置づけられる新型タイシャンウルトラの性能を詳しく説明した。このクロスオーバーは、4つのLiDARを備えた華為ADS 4をベースにした新システムを搭載している。高解像度LiDARはルーフに設置され、側面と後方の固体センサーと組み合わせて死角を解消。更新されたドメインコントローラーとデータ処理アルゴリズムにより、歩行者や障害物の認識能力が大幅に向上した。

メーカーによると、車両は狭い路地で最適な走行経路を自律的に判断し、複雑な障害物を認識できるほか、必要に応じて軌跡を逆走する「トレースリバース」機能も備える。さらに、タイシャンウルトラは5つの4Dミリ波レーダーを分散配置したシステムを採用し、車線変更や都市部の混雑した交通での制御を強化。他車が無理な車線変更を行った場合、システムは警告を発し補正操作を実行できる。モデルの基本価格は45万9900元から。

高度な自動運転システムに加え、車両はインテリジェントなイルミネーショングリルと着色ガラスを標準装備。中国ブランドはレベル3技術の急速な普及に賭けており、タイシャンウルトラはその戦略の代表例と言える。主張される機能が実環境で確実に動作すれば、知能型SUV分野の競争は新たな段階に達するだろう。