現代自動車は、米国とカナダにおいて2026年モデルイヤーのパリセードクロスオーバーの一部グレードの販売を一時停止した。影響を受けるのはリミテッドとカリグラフィートリムで、後部座席折りたたみシステムに関する問題が理由だ。

メーカーによると、第二列・第三列シートのパワーメカニズムは、動作中に人や物の存在を誤検知する可能性があるという。これは自動シート折りたたみ機能だけでなく、第三列へのアクセスを容易にするチルト&スライドシステムにも関わる問題である。

販売停止は、パリセードに関連した悲劇的な事故を受けて実施された。この事故では子どもが死亡しており、詳細は現在も調査中だ。同社は遺族に哀悼の意を表し、安全性が最優先事項であることを強調している。

現代自動車は公式のリコール準備を進めており、恒久的な技術的解決策に取り組んでいる。暫定情報では、約68,500台が影響を受ける可能性があり、うち米国で6万台以上、カナダで約8,000台が含まれる見込みだ。最終的な修正がリリースされるまで、メーカーは一時的なOTAソフトウェアアップデートを配信する計画である。このアップデートは、シート移動中の障害物検知システムの性能向上を目的としている。

現代自動車はすでに車両所有者への通知を開始しており、パワーシート機能の使用時には注意を払うよう推奨している。この状況は、市場への投入が始まったばかりの新型2026年モデルイヤー車両にも影響を与えている。