ロールス・ロイスは2025年の販売実績を発表した。英国の高級自動車メーカーは顧客に5,664台を納入し、前年比で0.8%のわずかな減少となった。

最も人気を集めたのはロールス・ロイス・カリナンSUVで、3,291台を販売。これは2024年から27.1%の大幅な増加を示し、ブランド全体の販売台数の約58%を占める。

2位は同社初の電気自動車であるスペクタークーペだった。しかし、このモデルへの需要は顕著に落ち込み、2025年の販売台数は1,002台にとどまり、前年比で約47%減少した。

3位にはロールス・ロイス・ゴーストセダンが入った。販売台数は22.9%増の993台に達した。フラッグシップモデルのファントムセダンはラインナップの中で最も希少であり、最も高価なモデルでもある。米国での価格は約60万ドルから始まる。

興味深いことに、2025年の販売データには、すでに2023年に生産を終了したレイスクーペとドーンコンバーチブルの各1台も含まれている。電気自動車の開発を積極的に進めているものの、ロールス・ロイスは従来型エンジンを直ちに廃止する計画はない。同社は、今後のユーロ7排出ガス規制に対応するため、6.75リッターのツインターボV12エンジンの改良を続けている。

全体として、販売統計は高級SUVの人気が続いていることを浮き彫りにしている。カリナンはブランドの主要な販売原動力であり続けており、電気モデルへの移行ははるかに遅いペースで進んでいる。