シボレーは、シルバラードLTトレイルボスの基本エンジンである2.7リッターTurboMaxを廃止し、モデルのポジショニングを変更している。残り約200台が販売され次第、モデルは5.3リッターV8を標準装備し、これによりベース価格は約65,000ドルに自動的に引き上げられる。この変更は、2027年に発売が予定される新型への世代交代を控えた中での動きだ。

従来、シルバラードLTトレイルボスは、310馬力、430Nmのトルクを発生する4気筒TurboMaxをエントリーエンジンとして提供してきた。この選択肢は、シボレーのオフロードピックアップセグメントへの入り口として機能していた。

今後、基本エンジンは自然吸気式の5.3リッターV8となり、出力は355馬力、トルクは519Nmとなる。出力は向上するものの、トルクは前エンジンより低くなるが、フルサイズピックアップのイメージにはより合致する仕様だ。

シボレー シルバラードLTトレイルボス

5.3リッターV8に加え、より強力なオプションも引き続きラインナップされる。これには、420馬力と624Nmのトルクを持つ6.2リッターV8、そして305馬力と671Nmを発生する3.0リッターDuramaxディーゼルが含まれる。

このモデルは、トレイルボスとしてのオフロード志向を維持し、四輪駆動、高い最低地上高、過酷な状況への対応装備を備えている。しかし、基本エンジンを廃止したことで、このバージョンへの参入障壁は大幅に高くなった。

シボレーのこの決定は、より広範なトレンドに沿ったものだ。メーカーは、利益率の低い廉価版を廃止し、より収益性の高い仕様に注力する傾向にある。同時に、同社は新型シルバラードの開発を進めており、2026年10月に2027年モデルとして発売が予定されている。実際、今回の変更はフルモデルチェンジに向けた準備の一環と捉えられる。