スバルのクロストレックが、消費者レポートの小型SUVランキングで予想外の首位を獲得した。専門家は、乗り心地の良さ、実用性、頼りになるオフロード性能、そしてハイブリッドモデルの登場を高く評価している。ハイブリッド版の燃費は約6.5 L/100kmを実現する。

しかし、このモデルを巡って興味深い議論が起きている。クロストレックは本当に正統派クロスオーバーと言えるのか。技術的にはその通りだ。だが実体は、インプレッサのハッチバックをベースに最低地上高を高めたモデルに過ぎない。同じプラットフォーム、同じホイールベースを採用し、搭載する2.5リッターエンジン(180馬力)も共通だ。主な違いは、約9センチ高い最低地上高と、オフロード志向のイメージだけである。

この状況は、セグメント全体に共通している。例えばマツダCX-30は実質的にリフトアップ版マツダ3であり、トヨタ カローラクロスはカローラをベースにしている。メーカーが積極的にクロスオーバーフォーマットを採用するのは、市場での受けが良いからだ。

それでもクロストレックは魅力的な選択肢である。手頃で実用的、しかも街乗りから軽いオフロードまでこなせる。まさにその点がランキング勝利の理由だ。今日ではクラスの境界線は曖昧で、購入者は車体のタイプよりも利便性を重視する傾向にある。