ヘネシーが見せるのはカウントダウンだけ、それこそが狙いだ

ヘネシーが見せるのはカウントダウンだけ、それこそが狙いだ
hennesseyperformance.com
ドミトリー・ヤキン

車名もシルエットもスペックもなし——あるのは「We are go for launch」の一文だけ。8月3日のティザーはヴェノムF5-Mの発表直後に投下された。

ヘネシーは公式サイトをシンプルなカウントダウンと「We are go for launch」という一文だけに絞り込んだ。シルエットもスペックも、公式な車名すら明かされていない。発表は2026年8月3日に予定されており、ハイパーカー業界全体がコードネーム「Project Overlord」の正体を推測している。現時点でこれを新型ハイパーカーやヴェノムF5の後継と呼ぶのは早計だ——同社は一切の詳細を確認していない。

ティザーはヴェノムF5-Mの発表直後に投下された。このオープントップモデルは6速マニュアルトランスミッション、新設計のカーボンモノコック、2031馬力を発揮する6.6リッターV8「Fury」を獲得した。生産はわずか12台限定、価格は265万ドルから。このバージョンの発売後、マニュアルトランスミッションと刷新されたシャシーは他のF5系モデルにも展開される見込みだ。

では、Overlordとは一体何なのか。F5のさらなる派生モデルなのか。Maverick部門による一点物なのか。最高速記録を狙うエアロパッケージなのか。それとも完全新設計なのか。手がかりはある。創業者のジョン・ヘネシーは2024年の時点で、OverlordはF5と「並び立つ」存在として構想されたと語っていた——どちらもミッドエンジンの極限モデルだが、パワーの出し方はまったく異なるという。つまり、既存ラインナップの延長ではなく、独立したストーリーだということだ。公式カタログには現在もF5クーペ、ロードスター、レボリューション、F5-Mしか掲載されておらず、ファミリー全体の生産台数は99台に制限され、うち40台以上がすでに顧客へ納車済みだという。

Project Overlordの出力、トランスミッション、ボディタイプ、生産台数、価格はいずれも未確定のままだ。そしてヴェノムF5を300mph——483km/h——超えへと導くという目標をヘネシーが放棄した気配もない。答えが出るのはテキサス時間8月3日午前8時。同社が現行ファミリーを拡張するのか、それともハイパーカー計画のまったく新しい章を開くのか、そこで明らかになる。

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